蜂蜜生せんべい 田中屋

愛知県知多半島銘菓 半田のおみやげ 生せんべいといえば 田中屋


そんな中、商工会議所青年部の会合で再び、青年部の会長をはじめとしたメンバーから「生せんべい」の話が出ます。

「『白と黒だけじゃ、あかんて。もっといろんな色がないと』『イチゴ味がいいよ』『チョコ味はどう?』なんて、みんな好き勝手なことを言ってくれる(笑)。でも、真剣に言ってくれていることはすごく伝わってきましたね」

最終的に田中社長を動かした決め手となったのは、仲間の一人から言われた「新しいことをやる時は調子がいい時にやるべき」というアドバイスでした。本音を言えば、「生せんべいの歴史に、ひとつぐらいは自分も何か残したい」という思いもあった田中社長の背中を仲間が押してくれたのです。こうして、最初に川口さんが提案を持ちかけてから1年半、2006年5月にようやく「生せんべい」の抹茶味の開発が動き出したのです。